防滑事業について

防滑とは

防滑(ぼうかつ)とは、床面に滑り止め対策を行い、転倒によっておこる事故(ケガ、骨折、死亡)を未然に防ぐことです。
不慮の死亡事故といえば「交通事故」のイメージが強いですが、「転倒・転落」の件数は近年増加しており交通事故よりはるかに件数が多くなっています。
以下の表は、不慮の事故(転倒事故、交通事故)の件数を比較したものです。

2020年の「転倒・転落」による死亡者数は9,150件、「交通事故」による死亡者数は3,694件、転倒事故は交通事故の2倍以上であり、早急に対策しなくてはなりません。

床に強力滑り止め塗布材を使用することにより、安心安全を高め、一人でも多くの人の命を守りたい。

メリット

①個人にとって、転倒による寝たきり・死亡事故を防ぐ

転倒事故で年間9,585人(26人/日)に方が死亡(令和2年人口動態統計)しています。
寝たきりの最大の原因が転倒です。
介護予防の観点からも防滑に対するニーズはますます高まることが予想されます。

②法人にとって、訴訟を防止するリスクマネジメント

「バリアフリー新法」施行により、ビルオーナーや施工管理者の責任追及が強化されました。
床すべり転倒事故により、オーナーに数千万円の賠償命令が出た事例もあります。
防滑は、訴訟防止にもつながります。

デメリット

・散布時は技術が必要 → 茜工房が解決!

商品紹介

「安全あんしんグリップシリーズ」の骨材は、陶器・火山灰などの粉末(特許取得)であり廃瓦をリサイクル利用しています。
人を転倒事故から守るだけでなく、リサイクルによって資源を有効に使うやさしい製品でもあるのです。

茜工房では2種類の防滑施工「クリアグリップ」と「カパラグリップ」をラインナップ。

クリアグリップ

通常の防滑ニーズは、適用範囲の広いクリアグリップを。

①美観を損なわず、幅広い用途に対応

②国の指針である防滑基準0.4以上を楽々クリア
国の「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」であるCSR(滑り抵抗係数)0.4以上に 対して、クリアグリップは、最も悪い湿潤状態の水+ダストの試験条件でCSR0.51の滑りにくさを実現しています。

③摩擦しにくいから、耐久性も抜群

カパラグリップ

他の防滑材では対応困難なシビアな耐久性と防滑性ニーズに!

①高い耐久性と防滑性が要求される場所に
店舗出入り、車庫、廊下・ベランダ、駅のホーム・通路、屋外階段、工場内のコンクリート床、スロープ、通学路など高い耐久性と防滑性が要求される場所に最適です。

②全5色のカラフルな仕上がり
原材料のもつ自然素材の色を活かしていて着色しない(グリーンは着色)ため、色落ちや経年劣化がありません。汚れた下地、老朽化した床面を完全に覆い隠します。
鉄板などの金属の表面を強靭な皮膜で覆うため、防錆塗装の保護効果(劣化軽減)もあります。

③車輌フリップも防ぐ強靭な防滑力
工場や倉庫・病院など、様々な施設での水濡れによるスリップをしっかり防ぎます。

④ほぼメンテナンスフリーの耐久性
強力な特殊接着剤を使用しているため、堅牢ではがれに強くなっています。油脂類、海水、酸性雨、熱、紫外線に対して、強い耐久性があります。
このような耐久性が評価され、自動車工場、屋外のバスターミナルなどにも利用されています。

施工事例

クリアグリップ


カパラグリップ


施工の流れ

<クリアグリップ施工手順>

準備するもの
材料:主剤・硬化剤・骨材
道具:ローラー・ハンドル・バケツ・内容器

3色の骨材の中から床の色に合わせて選択します
鏡面仕上げのものはサンドペーパーなどで目粗しをします

①マスキング作業
マスキングテープで塗らない箇所を保護します
②調合(1回目)
 主剤と骨材を調合します
③塗布作業1回目
④調合(2回目)
 主剤と硬化剤を調合します
⑤塗布作業2回目
⑥乾燥

<カパラグリップ>

準備するもの
材料:主剤1缶・プライマー1缶・骨材4袋
道具:25ℓペール缶5個・攪拌機・シャク

①調合
 主剤、赤の骨材、いぶしの骨材を調合します
②撹拌
③調整
 水を加えて硬さを調整します

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